靴屋の靴は穴だらけ。

京都・靴工房かたつむりの日記

カード織りで紐を織ってみる。リズミカルに黙々と手を動かすのがひたすら楽しいのです。

きっかけは。。

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自分で織った紐でサンダル仕立てられませんか?
と、お手製の可愛らしい紐を見せていただいたことでした。

かわいい!
私もやる!

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ということで、お盆休み、実家でのんびりのタイミングを利用して、実際にやってみました。
実家には大きな機があるので今回はそれに掛けて織ったけれど、カード織りの良いところは、自分の腰に結びつけて織れるので特別な道具を必要としないところ。
だれでもどこでもできます!

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4つの穴の空いたカードに糸を通して、そのカードをクルクルと前後に回すことで模様が立ち現われます。

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織りはじめ。
ちゃんと模様出るかな?  ドキドキ。

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あれ。思ってたのと違う。
けど、間違ったなりにかわいいし、手を動かしてるのがひたすら楽しいのでやり直しません。

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ほんとは、左の三角の模様が出てくるはずだったのです。
カードのスタートのセッティング位置が一つずれていたのが原因。

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ちなみに、今回使った糸を買ったのは、京都の手芸好きなら知らない人はいない、AVRIL 三条店。
壁いっぱいにディスプレイされた糸たちが圧巻のなんとも素敵な空間です。

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糸を決めたら、必要なグラム数だけ店員さんがクルクルと巻いてくださいます。
最低10gから。

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こんな感じ。

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さて次は、AVRILの綺麗なカラーパレットのなかから、こんな風に縦糸を組んでみましたよ。

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Aの位置を

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クルッと手前に回したり、奥に回したり。
それだけ。
回転数によって出てくる模様も変わってきます。

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あ、今度は想定通りの模様が浮き出てきたぞ!
そして、横糸は縁の縦糸と同じ色を使わないとえらい目立つな、ということを学んだ二本目。

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楽しい。。
完全にハマった。。
と自覚したので早速追加書籍を購入。

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洋書ですが、とてもわかりやすく、いろんなアイディア満載の良書でした。
世界中に昔から存在する織り方なんですね。

紐を織るには、とっても早くできるし模様のバリエーションも色々考えられる、と。

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例えばこんな感じに縦糸をセットすると。。
(AVRILの糸はもうなくなってしまったので、実家の押入れを漁って糸を確保。)

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黄色いスカートを履いた女の子が手を繋いでるみたいに見えますかね?
ポコポコと一人一人生まれていく様が可愛くて、集中してあっという間に織れてしまいました。

方眼で紙に描かれた模様のところまで回していても、見た目上現れるのはワンテンポ遅れるんだな、ということを学んだ3本目。その結果、所々デブった女の子が出現してしまいましたがご愛嬌。

4本目は写真撮るの忘れてしまったけど、撚りの強い糸はとても扱いづらい、ということを学びました。
(最後の写真の赤い紐です。リネンの撚りの強い糸を使ったけどとても苦労しました。)


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さて最後はずっとシックに、白と紺色のみ。

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第一弾の集大成としてはまずまずノーミスで成長のあとが感じられますな。

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あ〜楽しかった。
またこれを何かに仕立てたらご報告しましょ。