靴屋の靴は穴だらけ。

京都・靴工房かたつむりの日記

夏バテには 真っ赤な唐辛子と 真っ赤な靴!暑さに負けかかった今週のお教室のことなど。

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靴工房かたつむりの本棚には、いろんな靴の本がつまっています。
女子生徒さん2人が縫製作業してる机で、秘蔵の洋書をパラパラとしていると、
あんな靴、こんな靴、可愛い靴がいっぱいなのです!
「こんな真っ赤なブーツはぜひ○○さんに作ってほしいな〜」
と今週も生徒さんの邪魔をするヨメです。

「あれ?そんな革ありませんでしたっけ?」

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うふ。
ないこともないよ。

いろんな変わった革、かわいい革。
ぜひ発掘してやってください。

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暑すぎるからか、なぜか真っ赤な靴に目がいく今週。

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ワラーチでも、隣とかぶることを恐れない強い自分を持った方が3人同じ赤い革を選択。
これは〜   意外となかなかないことです。
暑さのテンションなのか、なんなのか。

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ま、履いたらチラ見え程度でいいアクセント。

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新しく入れた杉綾ビブラムの底材は、やっぱりよく出ていますね。

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新しく入れた、といえば、
ヨメはまたなにやら新素材で実験中。
これまたいいもの発見な予感ですので、完成度高めてからご紹介しましょう。

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実験中のヨメの向かいでは、底材の接着剤の乾き待ちの30分を利用してなにやらかわいい小物を作り始めた生徒さん。
これなんですか?とお聞きしたら、
看護婦さんという職業柄、記録を取るために筆記具を常に胸から下げてスタンバイ、ということでペンホルダーとのことでした。

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微妙に太くてペンが抜けてしまうのをちょちょっと削って微調整。
普段から物作りをされているので、自分仕様のものを作るのに迷いなく手が動きます。

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さてさて、今週土曜は、京都はなんと38度!
うだるような暑さでした。

窓際のスキ機、
暑い…

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窓際のミシン、
暑い…
思わず、すみません、という言葉が出てしまいます。
38度以上は、「猛暑日」のさらにもう一つ上の名前つけた方がいいんじゃなかろうか…

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こちらは、冷房前の特等席で初めてのパターンに挑戦中。
お気に入りのレッドウィングを前に置いて、あーでもないこーでもないと手を動かします。

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外羽根の靴のパターンは犬のかたち。
踵が裂けてくるのを補強するための部分、
英語ではその名もドッグテールです。
Nikonの立派な一眼レフで嬉しそうにパチリ。
初めての作業一つ一つを満喫されてるのが伝わってきます!

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あの〜重くないですかぁ?降ろしたらどうでしょう?
と思わず聞いてしまった初日の写真。

「大丈夫です」
ニコニコきっぱり言われてしまいました。
最後にすてきな記録になりそうですね。

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ダンナが生徒さんに囲まれてるぞ。
Tシャツ、「後」って…

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いや、Tシャツ「前」って…
わかってるから…

暑い日が続きますが、がんばって行きましょう!
「今年の夏はどっちかというと冷夏」という長期予報は忘れたことにします。