母に靴を作ってもらうことの「ちょっと特別」がやっとわかってきた息子が、出来上がった靴を見て「と〜くべつやなあ」と言った日。
もうすぐ3歳の息子の靴。
4月の保育園進級のタイミングで新しく作ったのが、もうボロボロ!
そして、足のサイズも2ヶ月でがっつり5ミリ大きくなっている!
どうしてそんなにすぐに大きくなるんだ!
作ってる時間ないのに…
息子の靴はいつも「ついこの間作ったばっかじゃないか!」と呟きながら追われるように必死で作っているような気がします。
今回もフラフラになりながら、深夜まで頑張りました…
革のサンプル帳を見せて「今度はどの革がいい?」と聞いたところ、
「ん〜 これにしとこっか?」とギラギラにまばゆいゴールドを選択。
(2歳児の発言&選択としては、かなり生意気ですな…)
え?ほんとに?
君の場合、あっという間にゴールドが禿げてきて悲しい感じになると思うけど…
という言葉をグッと飲み込んで希望通りの革で作りました。
ん〜子供靴には向いてないんだけどなあ。
ぐっすり寝て朝のんきに起きてきた2歳児は、完成した靴を見てこの表情。
「かかぁ!みて、キラキラしてる〜!」と言いながら、工房の作業ライトの角度を変えては反射で輝く靴を見ていました。
おほぉ…靴もキラキラしてるがお前の瞳も負けてないぞ、かあさんは寝不足でヘロヘロだがその顔を見てちょっと元気になったゾ…
今日は晴れの予報か…保育園で散歩に行ったらもう擦れてぶつけて砂まみれだな…
ということで、登園前に保育園近くの小さな公園でひとしきり遊ばせてあらかじめ記念撮影しておきました。続々と我が子を連れて登園するお友達チチ、お友達ハハなどが、「うわさのゴールド〜?」などと言いながら通り過ぎて行きましたよ。
ズボンの膝に三つも穴が空いてるのにキラキラの靴履いてるわ…
そんなあからさまに腹を虫に刺されてるのにキラキラの靴を…
まあでも、
保育園の先生が「お母さんの作ってくれた靴が自慢で自慢で、今日1日こんなエピソードやあんなエピソードが、、」と教えてくださり、本人なりに喜んでくれているようなので良しとします!
かあさんはお前が歩き始めた時からずっと靴を作り続けてきたのだよ。
もう何足目かな。
また小さくなったら作ったげるさ。