靴屋の靴は穴だらけ。

京都・靴工房かたつむりの日記

工程が多い分、最初に明確な完成イメージがあるとうまくいく。こだわりの一足完成!

昨年の秋口からずっと頑張って作っていた生徒さんの靴がようやく完成しました!


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作業も佳境。
丁寧に積み上げた革のヒールに化粧釘を打ち込みます。

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木型を抜いて、

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この笑顔!
ずっと重たいプラ型が入ったままの作業だったので、やっと木型が抜けて「軽い!」

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色を濃くしたい、ということで特別に調合したクリームで磨きます。

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ひたすらずっと手で縫っていた…
という印象が一緒に作業していた他の生徒さんにも強かったよう。
とにかくずっと時間をかけて縫っていた紐穴部分の手縫いが素敵なアクセントになりました。

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「すごいフィットします!」との第一声。
鏡で前から横から確認してます。

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とにかく靴が好きで出来上がりに明確なイメージを持っている、というのがずっと彼女が作業するのを横で見ていての印象でした。
一つ一つの選択肢に難しい方、手間のかかる方を選ぶことも多かったですが、最後に最高の笑顔を見られてよかったです!
「秋になったら真っ先に履いてくださいね〜」といったら
「私、夏もガンガンブーツ履くんで今からでも履きます!」とのお言葉。
さすが、おしゃれさんは夏もブーツ履くのね〜
タンニン鞣しのいい革を使ったので、経年変化も楽しみです。
また育った頃に見せてくださいね。