靴屋の靴は穴だらけ。

京都・靴工房かたつむりの日記

ペレマットを追加しました。

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暖かくなってきました。ワラーチの季節です。
流石に真冬の寒い時期(今年は寒かったですね)には、お問い合わせも少なかったのですが、暖かくなり始めたこともあり、お問い合わせも増えてきています。

さて、ワラーチを作るワークショップも半年近く運営する中で、いくつかの変更点がありましたので、まとめてご連絡いたします。

まず、昨年末からワラーチの材料に「ペレマット」という新しい素材が加わっています。一般には「防振ゴム」と呼ばれるもので、作業場の床に貼られたりします。今までは、底材の上に貼るクッション材として「ネオプレン」という、ウェットスーツの材料を使用していましたが、これに新たな仲間が加わる事になります。

「ペレマット」は「ネオプレン」に比べて少し固い素材になりますが、裸足ランニングを志向される方には好評のようです。ただ、この「ペレマット」は耐久性に少し難がありまして、直接踏み込み続けると、素材がボロボロになってしまいます。この対策として、「ペレマット」を使用する場合には、必ず革を貼っていただくこととなります。ご了承下さい。あと、料金ですがネオプレンに比べて、300円追加で頂くこととなります。

あと、ワラーチに貼る革の料金を「実費」という形で表示していましたが、今後は700円に統一することにしました。

現状での、材料と料金の選択肢をまとめると、、、

  • ネオプレン、革なし:5000円
  • ネオプレン、革あり:5700円
  • ペレマット、革あり:6000円

の3種類からの選択となります。

ワラーチを作るワークショップを始めた時、「何時になったら、ハケるんだろう」と思っていた大量の真田紐もほぼ底をつき、先日、新色を入荷しました。底材に貼るスウェードの革も、新色が大量入荷しています。皆さんの好みにあったワラーチを作りに来て下さい。

写真は、先日ワラーチを作りに来て頂いたお客様の写真です。完成した途端、
「ちょっと走って来ます」
と言って、工房を飛び出して行きました。工房にいる人は、みんな呆気にとられていましたが、こういうのも嬉しいですね。